この面白さはヤバい!実在の殺人鬼が登場する【マインドハンター】、ジョナサン・グロフの新境地をとくと見よ!
2018/05/02
【マインドハンター】は【セブン】【ファイトクラブ】で知られるディビッド・フィンチャーが手がける本年度注目度ナンバーワンの海外ドラマ!
これをみると、FBIがプロファイリング捜査の手法をどうやって確立していったのかが分かる!
アメリカの名だたるシリアルキラーが実名で登場する話題の作品!
私には人を見る目がない、と言うより他ないだろう。
【glee】を見ていた頃、ジョナサン・グロフがこんなに良い俳優になると、予想もしなかったのだから。
昨年彼の主演作【LOOKING】を見たとき、「あ、こんなに魅力的な俳優だったんだ」と気づいたものの。
ゲイの役だったこともあってか、そこまでときめくことはなかった。
それがどうだろう…。
【マインドハンター】でジョナサンが見せる演技に度肝を抜かれた。
それは繊細で、ときに大胆で、人間の強さと弱さをこれでもかと見せつけてくれた。
キャラクターに命が宿り、その一挙手一投足に魅了された。
Jonathan Groff and Holt McCallany weigh in on some of the grey areas found in #Mindhunter Season One: https://t.co/aU1Zb12mJk pic.twitter.com/NVt8xpPDSx
— IndieWire (@IndieWire) 2017年10月27日
さらに素晴らしいと思ったのは、彼自身はゲイなのにも関わらず、恋人の女性への愛情に振り回される一人の男性を見事に描いてみせたところだ。
真面目だが、性的好奇心が旺盛な、ややMっぽい(笑)若いFBI捜査官と言う役は、これまでになくセクシーで、女性である私たち(私だけ?)を十分に魅了してくれた。
…うん、間違いない、ジョナサン・グロフは本物なのだ。
彼は素晴らしい俳優に成長した。いや、もともと素晴らしい俳優だったのだ。
今回、はじめて役が彼に追いついたのだろう。
いや、それはもしかしたら、監督であるディビッド・フィンチャーの手腕であるのかもしれない。
映画【セブン】で発掘されたブラッド・ピットのように、今ジョナサンがD・フィンチャーの手によってスターダムに乗せられたのかもしれない。
だが、私は今このドラマのファーストシーズンを見終わって、静かに思う。
ジョナサンはスターになったからといって、すぐに別の映画に出るべきではないと。
何故なら、彼は【マインドハンター】のホールデンであり続けるべきだからである。
【マインドハンター】ジョナサンなしで成立しえない、最高のドラマだ。
Walked into @MINDHUNTER_ an old fan of #JonathanGroff. Walking out a new fan of @HoltMcCallany. Beautiful work. pic.twitter.com/ThtPAk8DvG
— Paul Wontorek (@PaulWontorek) 2017年10月15日
ファーストシーズンを見て、私は心からこのドラマのファン、そしてジョナサンが演じるホールデンのファンになってしまった。
だから映画になんか出てないで、とにかくこのドラマの次シーズンに出て欲しいのだ!待っていられるわけがない!!
これは私のわがままだろうか。いや、そんなことはない。
アナタもこのドラマを一度みれば、私と同意見になるだろう。間違いない。
【マインドハンター】は、ジョナサン・グロフの演技はもちろん、ストーリー、演出、脚本、音楽、全てが素晴らしい。
今年最高のドラマの一つ、いや、私としてはまさにベストワンだ!!
絶対に見ておいて損はない。いや、見なければ確実に損をしてしまうだろう。
【マインドハンター】ってどんな話?あらすじは…
【マインドハンター】の舞台は1970年代後半のアメリカ。
主人公のホールデン・フォードはFBI捜査官。
人質解放の交渉人だったが、犯人に自殺されるという失態を犯し、クワンティコのFBIアカデミーの所属となる。
そこで知り合ったのが犯罪の行動科学を教えるビルだった。
ホールデンはビルとコンビを組み、行動科学と心理学を研修生に教えるうち、犯罪者の心理に迫るテクニックが必要だと感じ始める。
そこでアメリカ各地を回る合間に、凶悪な殺人事件を起こした犯人と刑務所で面会を行い、彼らの心理を探ることにする。
現在FBIで使われている犯罪心理学が出来上がって行った過程を楽しむことができる。
【マインドハンター】のみどころはここ!!
●実在の殺人鬼が登場
【マインドハンター】は、犯罪心理学の歴史として楽しむことができるドラマだ。
実際に、1970年代にアメリカを震撼させたシリアルキラーが実名で出てくる。
シーズン1では以下の殺人者が登場する。
・エド・ケンパー(自らの母親を含む10名の女性を次々と殺害)
・ジェリー・ブルードス(靴フェチ、写真愛好家、若い女性を多く殺害)
・リチャード・スペック(看護学校の寮に押し入り、8人をレイプのうえ殺害)
●思わず息を飲むセッションシーン
ホールデンとビルは猟奇殺人鬼とのセッションを重ねる。
大量殺人鬼エド・ケンパーから始まる一連のセッションはどれも見応え十分。
殺人鬼たちの動作ひとつひとつに怯え、魅了されるホールデンの様子が素晴らしい。
回を増すごとに、彼らへの共感性を高めていくホールデンの鬼気迫る表情も良い。
それに対して殺人者たちへの憎しみを強めていくビル。
二人の精神性の違いも面白い。
●犯罪心理学が確立していく過程がリアルタイムで見られる!
今ではよく聞く犯罪心理学と言う言葉。
しかし1970年代にはそんな言葉もなく、シリアルキラーという単語さえなかったのだ。
【クリミナルマインド】で毎回繰り返される「無秩序型」「秩序型」なんて言葉も、こうやって一つづつ作られて来たものなんだ…と思うと、感慨もひとしお。
多くの軋轢をうみながら、一つの学問として体系ができあがっていく様はとても面白い。
ホールデン、ビルそしてウエンディに「よくぞ、こんなことを!」と拍手を送りたくなる!!
●(ネタバレ注意!)カンザスの男の正体は…
これはネタバレになるので、まだ知りたくない人は読まないで欲しい。
劇中で時々挿入されるカンザスの男の描写。
結局最後まで彼の話は本筋と絡むことはないのだが、シーズン2へのどでかい伏線であることは確かだ。
だって彼はカンザスのウィチタで10人を殺害したデニス・レイダー(通称BTKキラー)なのだから!
シーズン2では彼とホールデン&ビルの激突が見られるのだろうか…!?
3 Questions for Jonathan Groff and @HoltMcCallany with @FranceInter. #Mindhunter https://t.co/Rtci17Q6fv pic.twitter.com/Hc9TVPWAWy
— Mindhunter News (@MindhunterNews) 2017年10月19日
【マインドハンター】はどこで配信されているの?
【マインドハンター】は10月13日よりNetflixで配信されています!
Netflix限定のドラマなので、hulu、amazonプライムなどでの配信は今のところありません。
レンタルDVDの取り扱い開始日はまだ未定です。
NETFLIX(ネットフリックス公式はこちら)
最高にこわ面白い【マインドハンター】!原作ってあるの!?
海外ドラマ【マインドハンター】はFBIの伝説的プロファイラー、ジョン・ダグラスが書いたノンフィクションが原作です。
彼は【クリミナルマインド】のギデオンのモデルにもなった人物!!
サイコパスものの海外ドラマが好きなら、必読の一冊ですね!!
マインドハンター──FBI連続殺人プロファイリング班 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
綿密なデータをもとに犯人を割り出す「プロファイリング」の手法を確立し、
数々の事件を解決に導いたFBIの伝説的プロファイラージョン・ダグラスが綴ったノンフィクション。
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