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エミー賞総ナメなるか?2017年で一番面白い海外ドラマ!?【ウエスト・ワールド】!ネタバレしながら見所と素晴らしさを語る!!

2018/05/02

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君はもう見ただろうか。

2017年のエミー賞最多ノミネート、そして最優秀ドラマ賞最有力候補の【ウエストワールド】を!!

もしまだ見ていないなら、悪いことは言わない!

回れ右して今すぐhuluに加入の上、視聴するべきだ。

huluに加入するとお金がかかるし…と心配しているかもしれないが、そんなことは杞憂だ。

【ウエストワールド】を見ればhuluの月額分以上の感動と興奮が得られることは間違いない(ちなみにhuluは新規加入者は2週間だから、元が取れるどころではない)!!

これまでに見た名作ドラマと共に、忘れられないドラマとして、アナタの海馬に刻みこまれることだろう。

もう見た!という人は…、さあ、ここから、一緒にあの興奮を、感動を、もう一度振り返ってみよう

語るべきことはたくさんある。

いや、いくら語っても、語り尽くすことはできないだろう。

だから今回は【ウエストワールド】の素晴らしさ・新しさを4つの視点に絞りつつ、語っていきたいと思う。

ラスト数話で明かされる驚愕のどんでん返しについても、ネタバレしつつ語るので、繰り返すが、まだ見てない人はこれより以下を読まないで欲しい。

ドラマをじっくり最後まで見てから、このサイトに帰ってきてもらえたら幸いである。

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【ウエストワールド】のここがすごい!その① 豪華すぎるキャスト陣〜アンソニー・ホプキンスが、エド・ハリスが…

 

今更、映画スターがドラマに…なんて言うのはナンセンスだけれど、さすがにアンソニー・ホプキンスが海外ドラマに進出するとは思わなかった!!

それだけですごい、そして見たい…と十分に思わせてくれるが、そんな彼が仮想世界の創作者という役柄なのだからゾクゾクする。

ヴァーチャルとリアルの垣根が、限りなく曖昧な世界で、アンソニー・ホプキンス演じるロバートは、神のように君臨する。

その存在感たるや…まあ、語らずともみなさんすでに体感済みだろう。

そんなアンソニーホプキンスを筆頭に、このドラマには多数の豪華スターが登場する。

まず「アポロ13」「トゥルーマンショー」などでお馴染みのエド・ハリス。

実際の彼がどうなのかは知らないが、彼のシャープな輪郭と青い瞳は意志の強さ、そしてある種の冷徹さを醸し出す。

序盤からずば抜けた残酷さを見せる黒服の男…エド・ハリスが演じたことにより、このキャラはさらに恐ろしく、謎めいた人物に仕上がったのは間違いないだろう。

 

さらにドロレスを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドが良い

やや骨太な印象な彼女だが、そこが良い。クラッシックな美しさがあって、西部開拓時代のアメリカの雰囲気がとてもよく似合う

印象的な青いドレスも、カウボーイスタイルも、ハッと目をみはるほど美しい。

ゴールデングローブ賞にノミネートされた「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」以来、ヒット作に恵まれなかった彼女だが、このドラマでは【ゲーム・オブ・スローンズ】のデナーリスことエミリア・クラークのごとき、女神としての圧倒的な存在感を得た。

スターの輝きはすでに十分だ。今後が楽しみな女優である。

 

また、ドロレスと恋に落ちるキャラクターとして登場するウイリアムを演じたジミ・シンプソンも良い

ドラマ俳優として多数のドラマに出演してきた彼だが、脇役に徹することが多かった。

今回の役も主役とはいかないが、ストーリーのかなめとなる重要なキャラクターであり、彼のドロレスへの思い、そしてウエストワールドへの執着は良い意味で観客を牽引してくれた。

彼の純粋な青い瞳と、どこか母性本能をくすぐるたたずまいに母性本能をくすぐられた女性も多かったのではないか。

主役となると脚本を選びそうだが、これからも重要な脇役、個性派としてどんどん活躍してくれそうな俳優だ。覚えておいて損はない。

 

ちょっと残念な気がしたのが…ウエストワールドの娼館の女主人を演じたタンディ・ニュートンか。

【ミッション・インポッシブル2】のヒロインとして活躍した彼女だが、本作ではちょっと老けてみえた(衣装のせいか?)。

ウエストワールド社員をその魅力で陥落させるシーンがあるのだが…これでは説得力に欠けるのでは、なんて思ったり。

まあ、好みは人それぞれか。スタイルは相変わらず抜群。彼女はシーズン2でも大きな見せ場がありそうだ。

 

【ウエスト・ワールド】の登場人物おさらい

ロバート・フォード博士 アンソニー・ホプキンス
黒服の男 エド・ハリス
ドロレス・アバーナシー エヴァン・レイチェル・ウッド
テディ・フラッド ジェームズ・ポール・マースデン
メイヴ・ミレイ タンディ・ニュートン
バーナード・ロウ ジェフリー・ライト
ウィリアム ジミー・シンプソン
ローガン ベンジャミン・トーマス・バーンズ
ヘクター ロドリゴ・サントロ
ローレンス クリフトン・コリンズ・Jr




【ウエストワールド】のここがすごい!その② 圧倒的なスケール〜制作費も、セットも、CGも…すごすぎ!

同じHBOで制作された【ゲーム・オブ・スローンズ】を見た時にも、そのスケールのでかさに圧倒されたが、【ウエストワールド】でも、局がこの番組製作にかける意気込みは存分に伝わってきた。

いや、もうこれは、番組というスケールではない。一つの、世界そのものだ。

【ウエストワールド】という世界そのものを、HBOは作り上げてしまったのだ。

大勢の俳優、大掛かりなセット、複雑なシナリオ、そしてリアルさを極めたCG。

これらが合わさると、どこまでもリアルで、現実とみまがうばかりの「世界」ができるのだ。

いまや「HBOのドラマを見る」ことは、「ドラマを見る」という体験ではなく、そこにある「世界」を個々が持つタブレットなどの端末を通して、「垣間見る」「覗く」という体験になっているようにも思う。

【ゲーム・オブ・スローンズ】なら7つの王国がせめぎ合うファンタジーの世界、【ウエストワールド】なら仮想と現実が同時に存在する未来の世界。

そこにある世界と無数に生まれ続ける複雑で愛おしい物語を、私たちはあるいは神の目線で悠々と楽しむのである。

【ゲーム・オブ・スローンズ】、そして【ウエストワールド】については、そういった意味で他のドラマと一線を画す新たなエンターテインメントであるといえるかもしれない。

ちなみに【ウエストワールド】シーズン1全10話の総制作費は1億ドル

日本円にして約109億円というから、金額的に見ても、世界一つくらいできるわな…というスケールである。

 

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【ウエストワールド】のここがすごい!その③ 謎が謎を呼ぶ展開…まさかのどんでん返しに本気で「嘘!」と叫ぶ

さて、ここからどんどんネタバレしていこうと思う(笑)!!!

先ほどからネタバレしたくてたまらなかったが、ここでじっくり語りたいが故に我慢してきた。

しかしそろそろ限界である、ウエストワールドに隠されたロバの耳についてがっつり言及させて欲しい!

 

とにかく、このドラマ、最初から謎だらけである。

ドロレスとバーナードの不思議なセッション。

アンドロイドたちのプログラムにない行動。

冷酷でひたすら凶暴な黒服の男。

美しいけれど不穏な空気を漂わせるウエストワールド。

 

それらの謎に回答がないまま、物語は進む。

謎だけが提示され、さらに謎はどんどん増えていく。

ドロレスが持っていた写真。

行ったこともない場所の記憶。

迷路。

中盤で迷路というキーワードが出てくるが、その頃にはもう、見ている我々が迷路にはまり込んでいる。

話がどこから始まり、どこに続いているのか、さっぱりわからないのである。

 

物語を複雑にしているのは、ウエストワールドのシナリオだ。

リプレイにつぐリプレイ。何度も、何度も繰り返すシナリオ。

同じ場所で同じ瞬間から始まるのに、毎回ストーリーは違う。

大枠では同じだが、詳細が違ったり、あるいは大枠のタガがはずれたり…。

外れたように思えば、それもまたシナリオであったり…。

 

次第に私たちは必死になって探してしまう、迷路の出口を。

物語と物語をつなぐ鍵を。

 

終盤になってそれが明らかになった時、驚かなかった人がいたら、褒めてあげたい。

あのウイリアムが、ミッシングリンクだったことに。

時を経て残酷なあの男になったということを予期できた人がいるなら、素晴らしい洞察力の持ち主だ。

 

筆者は全く気づかなかったので、気づいた時には思わず声に出して言ってしまった。

「え、うそ…」

全く恥ずかしいことだが、しかたがない。まんまとしてやられた。

 

だが!!これほど気持ち良いことがあるだろうか。

どんでん返しがピタリとハマり、すべての謎が溶けていく。

ウイリアムが白い帽子を取ったこと、

ドロレスの恋人の設定にムカついていたこと、

会社の経営者であること、ウエストワールドへの執着…。

目から鱗がボロボロ落ちる感覚は、そう味わえるものではない。

 

しかもこのドラマでは、その感覚を味わえるのが、一度ではないのだ。

何度も驚かされ、何度も「うそ!」という声を上げさせられる。

なんだこのドラマは。

いくら監督が【インセプション】のジョナサンノーランだからって。

【LOST】のJ・Jエイブラムスが製作総指揮だからって。

こんなに面白いドラマが仕上がるなんて。

まさに奇跡としか、言いようがない。

 

あまりにシーズン1がラストシーンまで完璧だったので、シーズン2がこれ以上になるのは無理なのではないかと心配になってしまうレベルである。

実際そう思っている人は多いのではないだろうか。これに何を付け足しても蛇足にならないか?

むしろここから人間とアンドロイドの戦いが延々続くなら、もう見なくても良いかも…なんて思ったりしてしまう。

いや、どうかそんな心配は杞憂であってほしい。

(だが元ネタである映画【ウエストワールド】の流れからすれば、人間とアンドロイドの戦いは不可避、どう面白くしてくれるかが問題になると思う。個人的にあhジョナサンノーランが監督を降りないことを祈る)

 

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【ウエストワールド】のここがすごい!その④ テーマが深淵すぎる…人間とは?アンドロイドとは?

2016年はVR元年と言われた。

そして今年2017年はAI元年と言われている。

実際に我々の生活には、既にいたるところにコンピュータが入り込み、人間を助けたり、楽しませてくれたりしている。

この現実が【ウエストワールド】にたどり着くまでには、実際そんなに長い時間はかからないのかもしれない。

遅かれ早かれ、わたしたちはこのようなエンターテインメントを生み出し、そこに没入するだろう。

そうなった時、本当に問われるのが人間性だ。

このドラマはそれを教えてくれる。

まるで人間のようなアンドロイド、まるで現実のようなウエストワールド。

その映像を見ると浮かび上がってくるのが、アンドロイドと人間は違うのか?という疑問である。

ウエストワールドで生きることは、現実で生きることと違うのか?でも同じことだ。

我々はいやがおうでも考えさせられる。

突きつけられると言っても過言ではない。

これらの疑問と同時に立ち上がってくる「人間とは、現実とは何か」という極めて哲学的な問題に。

これまで古今東西の哲学者が挑んだ難題に、今、このドラマが果敢に、真っ向からがっぷりと取り組んでいる。

そして、ドラマの行く末を見守る視聴者である我々も、知らずにこの問題に取り組まされているのだ。

そして、驚くべきことに私たちは、ウエストワールドと一緒に、新たなかたちの回答を導き出してしまうかもしれない。

それはきっと、これまでに考えつかなかったような答えに違いない。

VRやARは人間の概念を変えるだろうという予想があるが、ウエストワールドが生み出されたこの世界では、すでにその答えは出ているのだから。

あとはこの魅惑的な迷路に思い切って飛び込めば、自ずとその答えにたどり着くはずだ。

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